ウンチを漏らした話

ウンチを漏らした話

 


ーとある日曜日

 


受験生モドキのぼく(18)は今日も勉学に励んでいた

 


午後1時

 


「ふぅ〜今日も疲れたな!お昼ご飯代貰ったからマック行くべ!」

 


マックに行くのはとても久しぶりだった。

季節は夏が終わり、秋に差し掛かろうとしていたところだったので月見バーガーがでかでかと宣伝されていた。

しかし食事中も逆を張らないと気が済まない病気なのでエッグチーズバーガーのセットを頼んだ

 


「マック大学合格出来るかなワクワク、、、」

「(352番、合格ゥー)」

 


私は最寄駅付近で最も難しいとされている、〇〇駅東口マック大学に合格したのだ

 


「(これをTwitterに上げたら65535ファボくらい貰えるかな...)」

 


とぼくくんは考えたが最も人の集まるお昼時に嬉々として電光掲示板の写真を撮るのは恥ずかしいため(=健常者なので)やめた。

 


はやくウンチを漏らせ?うるさいな

 


この後tier1の眠気を対策するためにガムを買って図書館に戻った。

今考えたらマックに居座る害悪ムーブをするのもアリだったかもしれない。

 


くちゃくちゃくちゃくちゃ

この後もっと汚くなる事を知らずに汚い音を出しながらシャーペンをカリカリしていた午後3時

 


ぎゅるるるるるるる

突然大腸が締め付けられるような痛みに襲われた。

なんとか痛みに耐えつつ鋼の意思で瞑想していたがついに我慢の限界がきてトイレに駆け込んだ。

 


トイレに入れたのでここで人生が終わるナリとなることも無く

 


すっきりした。スッキリ度合いでいうとメタグロスに後出しされたカバルドンを怯ませて突破した時くらい

 


でもだいぶげっそりしちゃったから帰ろうかな...

 


物理が分からなすぎてイライラしていた僕は荷物を畳んで帰路に着いた

 


ここからは歩いているだけで特に何もないのだが(大嘘)

ふと、屁をこきたくなった。

音が出ないタイプだと予想していたため周りの目気にする事なく放出した

 

 

 

 


その瞬間

 

 

 

 


「プリッ」

 

 

 

 


かわいい効果音と共に明らかに固体の、いや液体と言うべきだろうか。柔らかい何かが尻から出ていくのを感じた。

その瞬間ぼくは青ざめた。

 


ウンチを漏らす人生で何年ぶりだろうか。

しかも立ったまま

私は物心がついた状態でスタンディング・ウンチをしてしまったのだ

 


「(焦るな...大した量ではない...)(なんとかパンツだけで食い止めるんだ)」

 

 

 

 


今は太ももに固まり始めた液体を感じながら全身から冷や汗か汗か分からない何かをかいて小さな歩幅で歩いて帰っています。

 

 

 

 


おわり